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年度別
2005年度
2004年度
2003年度
2005年度試合結果
大会名試合日
第22回16大学対抗交歓大会霜月杯 2005.11.27
第58回早慶対抗体操競技定期戦 2005.11.13
平成17年度関東学生新人体操競技選手権大会 2005.10.23
平成17年度関東学生交流体操競技選手権大会 2005.10.22
第55回慶同対抗体操競技定期戦 2005.10.09
第59回全日本学生体操競技選手権大会 2005.0831-0903
国民体育大会神奈川県予選会 2005.0703
第60回国民体育大会東京都予選会 2005.06.19
第39回東日本学生体操競技選手権大会 2005.05.14-15
第21回東日本学生体操競技グループ選手権大会 2005.04.16-17
第38回世界体操競技選手権大会第2次選考競技会
 第4回東アジア競技大会第2次選考競技会
 第23回ユニバーシアード大会日本代表決定競技会
2005.05.04-05


第22回16大学対抗交歓大会霜月杯 2005.11.27

氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
高橋剛 理工 8.05 8.60 8.00 8.00 6.30 7.35 46.30 9/60
明石大 理工 8.80 6.90 8.45 7.85 7.80 7.85 47.65 7/60
遠藤正輝 8.95 7.60 8.65 8.20 7.70 8.95 50.05 4/60
千村将 経済 9.20 8.65 9.15 8.35 8.20 9.60 53.15 1/60
Best 3 26.95 24.85 26.25 24.55 23.70 26.40 152.70 1

氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
藤岡聖陽 総合 8.10 5.50 7.50 7.75 6.40 6.80 42.05 18/60

〜第22回16大学対抗交歓大会霜月杯〜
   
    平成17年11月27日、首都大学東京にて、第22回16大学対抗交歓大会霜月杯が行われた。本塾からは、高橋(4)、明石(3)、遠藤(2)、千村(2)が団体メンバー、個人枠として藤岡(4)が出場した。今大会は、団体四連覇がかかっている試合であったため、とてもプレッシャーのかかるものであった。そして4年生にとっては引退試合となるため、一人一人が普段以上の"気合"を入れ、試合が開始された。




 最初の種目はゆか。トップバッターである高橋が好調なスタートを切り、演技終了後には早くもガッツポーズが飛び出した。明石、遠藤、千村、藤岡も続いて、ラインオーバーをせず着地まできっちりと決める安定した演技を見せた。







 二種目目は鞍馬。不安のある種目ではあったが、まずは明石が無難にまとめ、後の選手に流れをもたらした。高橋、遠藤、千村もミスすることなくスムーズな流れで演技していたことが印象に残った。特に千村は以前言われていた膝の曲がりも改善され、見応えのする演技であった。そして藤岡は開始してすぐの落下があったが、後半は何とか乗り切ることができた。





 三種目目の吊り輪では、チーム全員が失敗なく日頃の成果を十分に発揮した。力技を正確に、そして着地まで丁寧に決める慶応の演技には気迫が感じられるものがあった。そして藤岡は、着地で前に手を着いてしまいはしたが、いつもより力強く美しい演技であった。




 後半戦に入った跳馬。一番手の遠藤が、転回の前方二回宙返りを十分な距離を出し見事に決め、波に乗った。続く高橋も安定した形で着地を上手くまとめた。千村、明石は共に着地で数歩動いてしまったが、盛り上がってきたチームにとっては全く問題のない結果のように思えた。藤岡は前のミスを引きずることなく、大きな転回を普段通りに実施することが出来た。




 続く平行棒では高橋が車輪を成功させ、勢いのあるスタートを切った。遠藤はツイストこそはまらなかったものの、着地をピタリと止める印象の良い演技であった。明石はいつも通りの安定した力強い演技を見せつけた。そして千村は少し感覚が合わなかったのであろうか、着地で前につぶれてしまい、この大会で唯一のミスを出してしまった。藤岡はやや着地の捻り不足が見られたが、最後までスムーズに演技をこなした。








 最終種目の鉄棒。一番手の高橋は不安要素であった一回ひねりを見事にこなし、素晴らしい出来栄えで最後の試合を終えた。明石、遠藤も一つ一つの技を丁寧にこなし、まずまずの出来でチーム最後の演技者・千村に全てを託した。その千村は、足割れギンガー、エンドー1回ひねり、距離高さが十分な伸身ダブル下りを決め、会場の視線を集めた。文句なしの演技でチームの最後を飾った。藤岡も力を出しきり、最後のかかえ込みダブル下りまでしっかりと決め、4年間最後の演技としてふさわしい締めくくりをした。





 終わってみれば、団体の失敗は全種目通して1つだけという今までにない最高の出来栄えで、見事念願の団体四連覇を成し遂げた。他の大学と比べても演技にまとまりがあり、絶対勝つ、という慶応らしさが存分に出ていたように思う。個人でも千村が優勝を果たし、前年度まで連覇していた中名生先輩の後を受け継ぐ形となった。これを以って4年生は引退となってしまうため不安が残るが、抜けてしまう分をどのようにして埋めていくかが今後の課題となる。新たなスタートを最高のものにするためにも、この冬季練習の取り組み姿勢を大事にしていきたい。

   

 最後になりましたが、応援に来てくださった先生方、先輩方にはここの場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

(記:環境情報学部1年 但中 絵里)


第58回早慶対抗体操競技定期戦 2005.11.13

*男子団体総合
大学 ゆか あん馬 つり輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
早稲田大学 39.05 36.80 40.90 42.45 40.25 40.30 239.75 1位
慶應義塾大学 33.05 23.60 32.30 38.60 27.70 28.35 183.60 2位


氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
田中雄介 4年 - - - 8.30 - - 8.30 -
佐藤浩一郎 理工 4年 - 4.90 - - - - 4.90 -
藤岡聖陽 総合 4年 6.25 - 5.75 7.40 - 4.70 24.10 -
木村了 理工 4年 5.05 4.40 - 7.50 6.00 4.90 27.85 -
高橋剛 理工 4年 5.65 4.20 6.15 7.15 4.65 3.80 31.60 -
明石大 理工 3年 6.85 4.65 7.10 8.10 4.80 5.55 37.05 4位
諸田博昭 経済 3年 - - 5.60 - - - 5.60 -
遠藤正輝 法法 2年 6.95 4.65 6.15 - 5.85 6.30 29.90 -
千村将 経済 2年 7.35 5.00 7.15 7.30 6.40 6.90 40.10 3位
大橋志行 法法 1年 - - - - 4.25 - 4.25 -

〜第58回早慶対抗体操競技定期戦〜

  平成17年11月13日、早稲田大学第二体育館にて第58回慶早対抗体操競技定期戦が行われた。フロアにて両校應援指導部によるエール交換、そしてチアによるパフォーマンスで華々しく大会は始まった。


  慶應は床からスタート。勢いをつけたい最初の種目だったが、普段タンブリングで練習しフロアに若干不慣れな慶應はラインオーバーを連発してしまう。しかしそんな中でも2年遠藤正輝が「狙っていった」という言葉通りに、すべての宙返りで着地を止め存在感を放った。





  次の鞍馬では、4年副将の佐藤浩一郎が登場し、肩に爆弾を抱 えながらもリハビリと練習に励んで来た成果を存分に発揮した 。技数は少ないものの丁寧な演技は審判に好印象を与え、終わ ってみればチーム2位という得点であった。早稲田の鞍馬は慶 應が練習しているものより馬体がわずかに長く、慶應の選手は 伏臥やシュテクリBで馬端に当たり落下するシーンが目立った 。




  続く吊り輪は、ミスの少ない種目ということもあり、チームと して納得のいく演技を見せることができた。3年の諸田博昭は 独自の美しい体線と前振りあがり十字などの力技を披露し、強 く美しい体操を見せつけた。同じく3年の、吊り輪を得意とす る明石大は鞍馬での鬱憤を晴らすように蹴上がり中水平、ピネ ダで力強さをアピールした。









  試合も後半に入り、4種目めの跳馬では器械体操部主将、4年 田中雄介が出場した。トランポリンの選手ながら、時折跳馬を 跳ぶ姿が監督の目に留まり今回の出場が実現した。まずは4年 の藤岡聖陽が着地をとめると、4年木村了もツカハラを決めチ ームを盛り上げる。そして田中が伸身ツカハラを会心の出来で 決めると、会場の興奮は最高潮に達した。田中に気合を入れら れた明石も直後に伸身ツカハラを成功させ、チームを更に盛り 上げた。



  平行棒では、一年生では唯一の出場となる大橋志行が演技を見 せた。振りあがりカットなど光るものも見せたが、静止が少な く落ち着かない演技となってしまった。しかし、この経験は彼 に更なる成長をもたらすであろう。この日の平行棒では4年生 の活躍が目立った。高橋剛は車輪をはじめとする技の一つ一つ を淀みなくつなげ、着地後には思わず例のガッツポーズが飛び 出した。木村もメリハリのある丁寧な”木村らしい”演技を見 せ、後方宙返り半捻りの着地でやや乱れたもののそれ以外は完 璧といえる内容であった。







  最後の種目、鉄棒ではこの日3種に出場した藤岡がダブルを決 め、一日を通じて大きなミスの無い落ち着いた演技で最後の慶 早戦を終えた。高橋は一回ひねりで落下してしまうが、再度チ ャレンジして成功させるというドラマチックな演技を見せた。 また、木村は翻転、一回ひねり、ダブルとすべての技を成功さ せ平行棒に引き続き安定した演技を見せた。明石は直前のアッ プで失敗していたエンドーを本番で成功させ、喜びを爆発させ た。続く遠藤も閉脚エンドー、開脚エンドーを決めると降り技 のダブルの着地まで止め、跳馬を除く5種を通じての美しい体 操は早稲田大学のOB方も一目を置くほどであった。最後の演技 者、2年千村将はこの日なかなか本来の調子が出ず苦しんでい たが、ギンガー懸垂を紙一重で成功させ、会場を沸かせた。そ の後プロテクターが外れかけるというアクシデントもあったが 、なんと逆車中にそれを直し最後の伸身ダブルを成功させた。


  試合結果は残念ながら早稲田の圧勝であったが、慶應は終始気 合の入った演技を見せ、精神面ではけして早稲田にも引けをと らないことを証明した。 今後は今回の試合で部員それぞれに見えた課題を克服し、また 、間近で見ることができたトップクラスの選手の技を盗みしも つき杯、更には来年以降に活かすことが重要になる。


  最後になりましたが、応援、ご観戦いただいた先生方、先輩方 、そして應援指導部の方々にはこの場をお借りして厚く御礼申 し上げます。ありがとうございました。

(記:法・政2年 池田 真輔)



平成17年度関東学生交流体操競技選手権大会 2005.10.23

 ◆ 男子個人 2005.10.23

氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
千村将 経済 2年 7.65 6.35 6.75 7.35 7.20 7.50 42.80 -
大橋志行 法法 1年 5.65 4.35 4.25 7.15 5.65 4.35 31.40 -

〜平成17年度関東学生新人体操競技選手権大会〜

  平成17年10月23日関東学生新人体操競技選手権大会が神奈川県立体育センターにおいて行われた。2年の千村と1年の大橋が出場した。試合前、全日本インカレを経験している千村は比較的リラックスしていたのに対し、大橋は大学初の公式戦とあってか極度の緊張を隠せなかった。演技に影響されるのではと不安になった。



  最初の演技は吊り輪。千村はしっかり倒立を止め、終末技の二回宙をきめ、危なげの ないスタートを切った。演技終了後、彼の表情は至って冷静そのものであった。大橋 は練習通りそつのない演技で、見ているこちら側を安心させた。まずまずのスタート を切った。



  2種目目は跳馬。千村はこの前の慶同戦でのミスを克服したいところ。抱え込みカサ マツを実施したが、またしても同じミスをしてしまった。演技終了後、彼の表情が重 かった。次の早慶戦までには修正してもらいたい。吊り輪で吹っ切れた大橋は転回跳 びを実施。ここも大きなミスもなかった。




  3種目目は平行棒。千村は前の跳馬でのミスを引きずるのではと思われたが、ツイス トをきれいに決めるなど、うまく切り替えて平行棒の演技に集中していた。彼の強さ が垣間見れた。一方、大橋はけ上がりカット倒立、ツイスト、前振り上がり、アーム カット、シンピ、宙返り下りの演技構成。ややぎこちない演技であった。



  4種目目は鉄棒。千村はここ最近練習で不調であったギンガーを見事に決めて、ラス トのスワンダブルも決め、勢いにのっていた。負けじと大橋も移行、宙返りをしっか りこなし、完全に自分の演技に集中していた。



  5種目目の床では、千村は抱え込み2回宙、2回ひねりを確実に決めた。ここでも力 強く、華麗な演技を披露し、観客を沸かせた。慶應のエースに恥じない演技であっ た。大橋は前宙、前宙ハーフで転倒するアクシデントに見舞われた。平行棒のときと 同様に少し縮こまってしまった。



  最後は鞍馬。千村は伏臥、トラムロー、飛びセア一回捻りをスムーズにこなし、余裕 さえ見えた。大橋は停止する場面も見られたが、なんとか通しきった。




  この大会で初出場であった大橋は極限の緊張状態の自分に打ち勝って、総合的に見て 良い演技を見せることができた。彼にとっても、貴重な経験になったであろう。今後 の彼の成長に期待したい。千村も跳馬以外は良い演技をしたと思う。次の早慶戦、来 年のインカレに向けて自分の課題を確認し、更なる飛躍を期待したい。

  最後になりましたが、応援に来てくださった先生方・先輩方には心より厚く御礼申し 上げます。ありがとうございました。



(記:文学部1年 河合 謙一)


 ◆ 女子個人 2005.10.23

氏名 学部 学年 跳馬 平行棒 平均台 合計 順位
但中絵里 環境 9.30 8.45 8.75 8.45 34.95 -

〜平成17年度関東学生新人体操競技選手権大会〜

      平成17年10月23日、神奈川県立体育センターにて関東学生新人体操競技選手権大会が行われ、1年の但中絵里が出場した。新人戦とはいえ会場のそこかしこでレベルの高い技が見られるこの大会だが、彼女の実力がきちんと発揮されれば優勝も十分に狙うことが可能だ。試合開始の合図と同時に但中の表情も試合モードに切り替わり、演技がスタートした。




    最初の種目は跳馬、実施する技は抱え込み二回宙返りである。一本目は大きなミスもなく最初にふさわしい演技。二本目は着地の位置が少々横にずれてしまったため、得点は一本目をとって8.450であった。




    次の種目は得意種目の段違い平行棒。技の難度でいえば但中と変わらない選手も多いが、技の美しさ、安定感という点から見ると但中は会場練習の時から光っていた。本番の演技では、低棒倒立(D難度の移動技)の際に倒立がうまくはまらず次の構成にあった技が実施できなくなるというミスが悔やまれたが、その後はしっかり立て直し、普段よりも高いフォンタイン(E難度の降り技)で演技を終えた。得点は8.725で種目別3位に入賞した。






    三種目目は平均台。入り技のロンダートからのスワン上がり(D難度)、次のバク転からスワンの連続ではブレのない着台で好調な滑り出しをみせた。全日本インカレ後に但中は平均台の動きや技の後のポーズを見なおし一部を自分で作りなおして今大会に臨んだが、このような細かい練習の成果がこうしたところに表れたのだろう。不安要素であった前宙も本番では決まった。しかし大交差ジャンプで落下するという痛恨のミスが響き得点は8.450。 最終種目の床の演技に巻き返しの期待がかけられた。





    その床では第一タンブリングの屈身二回宙返りが非常に高く、中盤動きで少々疲れが見られるものの三本目の前方一回半捻りでは着地をぴったりと決めるなど全体的にこの日一番と言える演技。最後のテンポ宙返りから後方伸身宙返り二回捻りもうまくまとめて9.300の高得点をだし、種目別3位入賞を果たした。  全種目を終えての結果は合計34.925で、総合6位の賞状を手にした。



   今回の試合で但中の今年度の試合は終了となり、これからの期間はじっくり練習に励むこととなる。2006年からの新ルール採用により否が応でも演技構成を変更しなければならない今冬、彼女も今年度の反省点を自覚し、より厳しい練習への覚悟を見せている。これからの時期が但中にとって変化の時期となることを期待すると共に、部員皆が切磋琢磨しあい充実した練習ができるよう努力していきたい。


 最後になりましたが、応援にいらしてくださった先生、先輩方にはこの場をお借りして御礼を申し上げます。ありがとうございました。

(記:法学部政治学科1年 瓜生 彩子)

平成17年度関東学生交流体操競技選手権大会 2005.10.22

氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
藤岡聖陽 総合 4年 6.55 4.40 4.85 7.35 4.85 4.95 32.95 -
明石大 理工 3年 5.95 5.00 6.45 7.45 6.70 5.35 36.90 -
諸田博昭 経済 3年 5.45 2.35 5.40 6.85 4.75 4.15 28.95 -
遠藤正輝 法法 2年 6.10 6.15 5.45 7.05 6.40 5.35 36.50 -

〜平成17年度関東学生交流体操競技選手権大会〜

  平成17年10月22日、善行の神奈川県立体育センターにて交流戦が行われ、本塾からは男子個人に藤岡(総合政策4)、明石(理3)、諸田(経3)、遠藤(法2)の4人が出場した。朝早くからの試合ということもあり、元気のない様子を見せていたが、試合が近づくにつれ本来の活気を取り戻し、試合の始まる頃には普段通りの様子を見せていた。





  最初の種目は跳馬。藤岡、諸田が前転とび、明石が伸身ツカハラ、遠藤が前方ダブルを実施した。慶應最初の演技者は明石。練習を重ねてきた伸身ツカハラを、着地で若干ひかれるも見事に決めた。続く諸田、遠藤は着地を止めることができず、悔しい結果となった。藤岡は減点の少ない、丁寧な演技をしてみせた。







  2種目めは平行棒。慶應の一番手は最近練習で好調の演技を見せていた諸田。落ち着いた丁寧な演技を見せるが、伸肘で停止してしまった上、下り技の後方伸身宙返りひねりでは後ろに手をついてしまう。続く遠藤は、力強い演技で不安定なマンナも決まり、後方伸身宙返りひねりの着地まで止め、審判・観客を魅了した。藤岡はダブルスイングが何度か取られてしまうが、最後の着地はきれいにまとめた。最後の演技者である明石は持ち前の力強さをアピールし、さらには得意技のヤマワキも成功させた。着地でバランスを崩すも、明石らしい演技であった。




  3種目めの鉄棒は遠藤からのスタート。飛び越し・閉脚エンドーも成功し、完璧な演技となると思われたが、下り技のダブルで惜しくも着手してしまう。続く藤岡は怪我によってできなくなっていた逆車を今回の試合で使用し、怪我からの復活を果たした。明石はエンドーを何とか決め、下り技のダブルも着地まで決めた。諸田は、蹴上がりからの逆車で失敗したもののそれ以降はいつも通りの演技をすることができた。






  4種目めは床。藤岡、明石とミスのない演技が続く。諸田は2線目の前宙半分ひねりの着地でミスをしてしまうものの、それ以外の技ではミスも無く、練習の成果を発揮できたものと思う。最後の演技者は遠藤。一つひとつの技を丁寧にこなし、ミスの無い演技をした。





  5種目めは鞍馬。慶應の苦手とする種目。明石は一度停止があったものの残りは普段どおりの丁寧な演技を見せるが、諸田がここで崩れる。演技に停止が目立ち、下り技も倒立まで上がらずに終了。試合での緊張を乗り切るための練習が必要となるだろう。続く遠藤は、諸田の失敗を引きずることなく自分の演技をしてみせた。一度停止のあったものの、力強さを前面に押し出した演技であった。藤岡もセアや最後の旋回で停止はしたものの、不安要素であった最後の倒立下りも気合でなんとか決めることができた。





  最後の種目は吊り輪。一番手は諸田。前振り上がり十字で文字通り部内トップの美しさを誇る十字懸垂を決めると、その力強い演技に慶應応援席からは歓声が上がった。残りの技も一つひとつを丁寧にこなし、見事な演技をした。遠藤も得意技の前振り上がり脚上挙でアピール。その後も不安のない演技を見せた。三番手は藤岡。十字から引き上げ脚前挙で力強さを見せ、最後のダブルもしっかり決めた。最後の演技者である明石は、蹴上がり中水平(E難度)、ピネダ(D難度)、十字から引き上げ中水平(E難度)の9分加点という超人的な力強さを見せた。





  今大会では、伸肘での膝曲がりや着地の弱さが目立つ試合となった。慶早戦、霜月杯といった今後の試合に向けての課題となることと思う。今年度の公式試合はこれで終了となるが、来年度のルール改正に向けてよく演技構成を練って上位を狙って行きたい。

  最後になりましたが、応援に来てくださった先生方・先輩方には心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

(記:理工学部1年 馬目 幸運)

第55回慶同対抗体操競技定期戦 2005.10.09

氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
藤岡聖陽 総合 4年 7.85 - - - - - - -
木村了 理工 4年 7.50 7.40 - 8.00 7.15 6.50 - -
高橋剛 理工 4年 7.90 7.60 7.35 - 7.15 5.10 - -
明石大 理工 3年 7.90 7.60 8.35 8.50 7.85 7.30 47.50 3位
諸田博昭 経済 3年 - - - - 5.90 - - -
遠藤正輝 法法 2年 - 8.80 7.60 7.80 - - - -
千村将 経済 2年 8.65 9.00 8.45 8.20 8.55 8.90 51.75 1位
大橋志行 法法 1年 - - - - - 6.00 - -
河合謙一 1年 - - - 7.10 - - - -
馬目幸運 理工 1年 - - 5.50 - - - - -

〜第55回慶同対抗体操競技定期戦〜

  平成17年10月9日、同志社大学デイヴィス記念館にて慶同対抗体操競技定期戦が 行われた。上位4人の得点をチーム得点にするルールで行われた。ここ数年負け越し ているだけに全員気合が入っていた。


  最初の種目、床では、全員安定した演技を披露し、幸先のよいスタートを切った。最 後の慶同戦となり、気合十分の4年の藤岡、高橋は大きなミスもなく、いい流れもた らした。二年の千村が後方二回宙、後方伸身二回ひねりを決め、高得点をたたき出 し、全日本インカレの経験の貫禄を見せた。





  次の鞍馬は慶應が苦手とする種目である。2日前の通しでも入念に行われてい たので、なんとしてもしっかり通したいところだが、落下などのミスがあった。鞍馬 終了後、選手の表情はどこか暗かった。
今後、鞍馬の確実な通しが課題となるだろう。






  3種目めの吊り輪では、力強い演技を見せ、同志社を圧倒した。二年の遠藤の前振り上がり 脚上挙、三年の明石のけ上がり中水平など慶應の吊り輪の強さを見せつけた。また1 年の馬目が初出場を果たした。彼にとって、今後の成長にプラスになるであろう。









  次の跳馬では、1年の河合が転回跳び、遠藤は前方二回宙返り、4年の木村は抱え込 みツカハラ、明石は伸身ツカハラ、千村は抱え込みカサマツを実施した。全体的に良 かったと思う。







  5種目めは平行棒。木村、3年の諸田が安定した演技をはじめ、明石がヤマワキを確 実に決め、周囲を魅了し、同志社に付け入る隙を与えない素晴らしい演技であった。







  最終種目は鉄棒。1年の大橋が危なげのない演技で流れを作り、明石が練習で苦戦し ていたエンドーを決め、千村は着地を失敗したもののギンガーをしっかり決め、慶應 の勝利を確実なものにした。





  結果は大差をつけて慶應義塾が2年連続で団体優勝し、個人総合で千村が僅差で優勝 した。全体的に見て、いい演技も見られたが、着地でのミスも少なからず見られた。 今後、新人戦、交流戦、早慶戦と試合が続くことを考えれば、普段の練習から一つ一 つの動作を意識し、試行錯誤していくことが必須であろう。今回の慶同戦での良い部 分と悪い部分を省みて、次に活かしたいところである。


  最後になりましたが、遠方から応援・ご審判にきてくださった先生方・先輩方には心より御礼 申し上げます。ありがとうございました。




(記:文学部1年 河合 謙一)

第59回全日本学生体操競技選手権大会 2005.08.31-09.03

 ◆ 男子個人予選 2005.09.01

氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
千村将 経済 7.450 6.150 6.750 8.050 7.150 7.000 42.550 55

〜第59回全日本学生体操競技選手権大会〜
   
        平成17年9月1日、愛知県小牧市のパークアリーナ小牧に於いて全日本インカレ男子予選が行われ、本塾からは男子の部に経済学部二年の千村将が出場した。吊り輪のムーンサルトや平行棒のダブル等、最近取り入れた新技を組み込んでの試合であるため、否が応でも緊張が高まる。    



       種目は吊り輪からのスタートであった。デスローから前振り上がり十字、そこから引き上げて中水平と力強さをアピール。下り技のムーンサルトも無難にこなし、うまくまとめた。





    二種目目の跳馬では、抱え込みのカサマツを実施した。練習の時は若干歪んでしまっていたが、本番では歪みも解消され、着地も立つことができた。





    三種目目は平行棒。蹴上がりカット伸肘からツイストを綺麗に決め、良い雰囲気をつかむ。良い雰囲気のまま終末技の抱え込みダブルまでをこなすことができた。


    四種目目は鉄棒。アップではギンガーがバーを掴めず不安を残したが、本番では見事に成功させ、続くエンドー一回捻り、大逆手も難なくこなし、終末技の伸身ダブルへとスムーズにつなげた。


    五種目目は床。一線目は抱え込みダブル、二線目は前宙・前宙一回捻り、三線目は側宙、四線目でバク宙二回捻りと、それぞれ目立った失敗は無かったが、バク転や前宙での足割れが目立った。




    最終種目の鞍馬も、伏臥、トラムロー、飛びセア一回捻りと、普段の練習どおりの演技を見せ、終末技までスムーズに繋ぐことができた。




    好調な演技を見せるも、残念ながら決勝進出とは行かなかった。だが、全日本インカレという舞台での経験は計り知れぬほど大きなプラスになったことと思う。今回の経験を糧に、更なる成長を期待する。


最後になりましたが、応援に来てくださった先生方・先輩方には心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

(記:理工1年 馬目幸運)



 ◆ 女子個人予選 2005.09.01

氏名 学部 学年 跳馬 平行棒 平均台 合計 順位
但中絵里 環境 9.100 7.900 9.000 8.750 34.750 6

〜第59回全日本学生体操競技選手権大会〜

      平成17年9月1日、愛知県小牧市パークアリーナ小牧にて全日本体操競技選手権大会が行われ、本塾からは環境情報学部1年の但中絵里が出場した。


       最初の種目は段違い平行棒。彼女の得意種目で高得点をたたき出したいところ。後方車輪一回ひねりからギンガー懸垂、下りはフォンタイン(D)のハイレベルな技を難無くこなし、9.0と最高の滑り出しを切った。






       2種目目は平均台。ロンダートからスワン上がり(D)、バク転・後方伸身宙返りの連続、前方宙返りという構成。途中、体制を崩す場面が見られたものの、大きなミスもなくこなす。



       3種目目の跳馬では二本とも前方抱え込み二回宙返りを行った。一本目はしりもちをついたが、二本目は少し流れながらも着地。




       最終種目は床。第一タンブリングで屈伸後方宙返り、後方伸身宙返り二回半ひねり。最後はロンダート、テンポ宙返り、伸身宙返り二回ひねりで決め、結果は9.1だった。

       最終結果は4種目合計34.75で6位であった。大きなミスもなく、自身の力を発揮できたのではないか。

       最後になりましたが、応援に来てくださった先輩方にはこの場をお借りして心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

       

(記:文1年 河合 謙一)  Topへ



 ◆ 2部校女子個人決勝 2005.09.03

氏名 学部 学年 跳馬 平行棒 平均台 合計 順位
但中絵里 環境 8.000 7.700 8.050 8.100 31.850 4

〜第59回全日本学生体操競技選手権大会〜

      順当に決勝まで駒を進めた但中。この日の結果で彼女の目標でもある全日本選手権に 出場できるかどうかが決まる。やや張り詰めた雰囲気が漂ってはいたが、彼女自身の 実力がきちんと出せれば手の届く範囲ではある。昨年度この舞台で活躍された中名生 先輩も見守る中、二部決勝の演技が開始された。

   一種目めは跳馬。実施する演技は予選と同じ抱え込みの二回宙。 ただでさえ着地が取りづらい技である上に、今回は予選と違い一発勝負。 自然と緊張が高まる中、実施した二回宙は今までのそれよりも高く、綺麗な放物線を 描いた。着地も一歩も動くことなく出た得点は7.700。順調な滑り出 しとなった。

   続いての種目は段違い平行棒、但中一番の見せ場である。 入りのけ上がり倒立から車輪一回ひねりは姿勢欠点もなく丁寧に決めたが、その直後 放れ技のギンガー懸垂を持つも、大きく振られてしまい落下。一つのミスが命取りに なりかねないこの決勝、手痛い過失だ。その後の下バー倒立、降り技のフォンタイン まではミスなくこなしたものの着地で前に大きく一歩踏み出し てしまった。

   3種目め、平均台。もう失敗は許されないこの状況で一番落下の危険が高い種目。但 中の精神力が問われるところだ。演技開始、入りの後方宙返り上がりでは多少バラン スを崩したものの無事立て直し、その後のバク転からの後方宙返り、前転と一つずつ 綺麗に技をこなしていく。そして一番失敗率の高い前宙。これも見事に決まり降りの 二回捻りまで上手くまとめた。失敗直後の種目でこれだけの演技ができる、多くの場 数を踏んできた自身の強さをここで見せた。

   最終種目となる床。今まであまり失敗した事のない種目とはいえ、油断は禁物であ る。
スタートの屈伸ダブルでは着地後一歩動いたが、続くタンブリング後方の二回半捻り は文句なしの出来映え。途中のこなしでは普段よりものびのびとした演技を披露。雄 大さ、そして美しさを存分に魅せ審判にアピールした。残りのタンブリング、前方の 一回半捻りやテンポからの後方二回捻りでも着地までキッ チリと決め、無事に4種 目の全工程を終了した。

   結果、合計得点31.850を獲得するものの残念ながら全日本選手権出場は果たせなかっ た。
しかしながら二部総合4位、種目別において段違い平行棒3位、平均台と床で4位と 好成績を残した。来月からまたいくつか試合を控えているが、日々の練習で弱点を一 つ一つ克服していけば、自然と結果はついてくるであろう。まだ一年ということもあ り更なる活躍が期待できそうだ。

   また今年度の男子団体戦の結果により一部校から明治大学が落ち、二部校からは東海 大学が上がったため、我々は来年度もまた東北学院大学等と全日本インカレ団体出場 を賭けて死闘を繰り広げることになりそうだ。来年度こそは団体出場を、という思い を胸に部員一同日々の練習に励んでいきたいと思う。

   最後になりましたが、応援に来てくださった諸先輩方にはこの場を借りて御礼申し上 げます。ありがとうございました。

(文責:法法2年 遠藤 正輝)  Topへ


国民体育大会神奈川県予選会 2005.07.03

氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
千村将 経済 6.95 6.55 6.70 7.65 7.05 7.10 42.00 14/20

〜国民体育大会神奈川県予選会〜

   平成17年7月3日、善行の神奈川県立体育センターにおいて国民体育大会神奈川県 予選会が行われ、本塾からは経済学部二年の千村将が出場した。今回の試合は岩手で 行われた東日本インカレ以来、約一ヶ月半ぶりの試合であったため僅かながらもいく つかの新技を取り入れた演技構成を組んで臨んだ。本人にとって初の個人戦出場とい うこともあってか、試合前の本会場練習から緊張した面もちを見せていた。

   午後1時30分、試合開始。種目は床からスタート。本人にとってはいきなり山場で ある。東インカレが終わってからテンポ宙返り〜後方一回半捻りをやめ、抱え込みの 二回宙に変更するべく床の練習は他のそれよりも多く時間を割いてきた。そして一線 目のタンブリング、プレッシャーの中しっかりと床を蹴り、見事に二回宙を成功させ る。が、二戦目の前宙一回捻り→前宙では回転が足りず、しりもちをついてしまう。 その後のこなし、側宙は上手くまとめたが最後の4戦目、後方の二回捻りでは着地で バランスを崩しお手つき。二回の大過失が響き、得点は6.95。苦しい立ち上がり となった。

   2種目目、鞍馬。前日の会場練習からあまり調子の出ていなかった危険種目。だが本 番では入りの伏臥を綺麗に決め、トラムロー、交差飛び捻りも練習通りこなした。東 日本インカレでは失敗してしまった因縁の終末技、倒立から3部分移動もきっちりと 決め、床での悪いムードを取り払った。得点は6.55、まずまずの点数が出た。

   続いての種目は吊り輪。これも少し演技構成を変えた種目。入りの前振り上がり脚前 挙は上手くまとめ、十時懸垂〜引き上げ中水平では試合筋が爆発。いつもより姿勢減 点のない技を実施した。最後奔転倒立では少々ぐらつきがあったものの下り技の抱え 込みダブルも着地を我慢、綺麗にまとめた。得点は6.7。

   4種目目、跳馬。試合も中盤に入っていく。実施する技は抱え込みのカサマツ。記念館の練習では何も不安はないと思われていた種目だったが、大きな落とし穴があった。本番直前の練習で技の捻り出しが早くなってしまい、空中感覚が狂ってしまったのだ。本番では治ると自分に言い聞かせ、演技を実施したもののやはり一回の練習で立て直すのは難しく、着地後後ろに大きく倒れてしまった。結果大きく減点され7.65。

   残り2種目となった平行棒、千村にとってあまり得意とは言えない種目。だが跳馬での失敗をカバーするためここでの失敗は許されない。け上がり開脚前挙伸肘からこれまた因縁の技、ツイスト。やや肘曲がりがあったもののしかしここでは綺麗に決まり、最後の終末技一回捻り下りまでスムーズに技をこなした。得点は7.05。

   最終種目鉄棒。練習の時からも滅多に通る事がなく一番不安を感じていた種目。また放れ技のギンガーもここ最近の成功率は決して高くなかった。だが本番では少し鉄棒から離れたものの、うまくバーを掴むことができた。「鉄棒を必修単位だと思って必死に掴んだ」(本人談) 続くエンドー1回捻り、大逆手車輪もスムーズに決めラストの下り技、伸身の二回宙へと繋げる。しかしもはや体力が尽きていたのか途中で失速、着地後前に大きく転がってしまった。最後の大過失が響き、得点は7.1。

   6種目合計得点は42.0、計20名中14位という結果に終わった。今回の試合は日体大、日大、国際武道大、国士舘大らインカレ強豪校に混じっての試合であったが、8月の全日本インカレへ向けての良い足掛かりになったのでは、と思う。この試合で得た様々な教訓を糧とし、更なる精進を目指し頑張っていきたい。


   最後になりましたが、応援に来てくださった先生方・先輩方には心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

(記:経済2年 千村 将)


第60回国民体育大会東京都予選会 2005.06.19

氏名 学部 学年 跳馬 段違い 平均台 合計 順位
但中絵里 環境 8.90 9.35 8.90 8.93 36.08 1

〜第60回東京都国体予選 成年女子〜

    平成17年6月19日、東京都北区滝野川体育館にて国民体育大会東京都予選会が行われ、本塾からは環境情報学部一年の但中絵里が女子成年の部に出場した。今回は試合前に思い通りの練習時間を確保することができなかった上、当日は梅雨空から一転、真夏を思わせるほどの暑さ。演技に悪影響を及ぼさないかと心配されたが、いざ試合が始まるとそのような心配は無用であったことがすぐに実感された。

 最初の種目は床。まずは第一タンブリングの屈伸後方二回宙返り、続いて後方伸身宙返り2回半ひねりを共にブレずにきっちりと決めた。途中のタンブリングで難度を落とした部分があったものの、最後はロンダート→テンポ宙返り→伸身宙返り二回ひねりで締め、得点は余裕の8.93。但中の快進撃の始まりである。

 2種目目の跳馬では二本とも前方抱え込み二回宙返りを実施した。一本目の着地で少し足を引いてしまったものの、二本目は高さ・技のキレ・着地すべてに文句なしの演技をみせた。

 続いては得意種目の段違い平行棒。後方車輪一回ひねりからのギンガー懸垂、終末技のフォンタイン(D)など高度な技を完璧にこなす姿に観客の視線が集中した。結果は9.35と他の者を寄せ付けない高得点をたたき出した。

 最終種目の平均台には直前まで丁寧に調整をして臨んだ。ロンダート→スワン上がり(D)から演技を開始させ、バク転・後方伸身宙返りの連続、特に集中力を要する前方宙返りもしっかりと決めた。下り技が少々横にぶれてしまったが、8.90とやはり高得点で4種の演技を締めくくった。

 最終結果は4種目合計36.08で2位に3点の大差をつけて優勝、さらに全種目で種目別1位を獲得し、この試合を完全制覇した。今回は上記のとおり試合のための練習時間が十分とはいえない条件で臨んだ試合であったのだが、そのような状況でも自分で体調や演技を調整して良い結果を出すという強さを見せたのではないだろうか。東京予選を1位で通過した但中には次に8月の関東ブロック予選が控えているが、更なる大活躍を楽しみに待ちたいものである。

 最後になりましたが、応援に来てくださった先輩方にはこの場をお借りして心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

(記・法政1年 瓜生彩子)


第39回東日本学生体操競技選手権大会 2005.05.14-15

 ◆ 男子団体 2005.05.14

氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
木村了 理工 6.450 4.200 4.250 7.150 5.850 4.850 32.750 -
高橋剛 理工 6.200 3.950 5.200 7.250 4.650 5.200 32.450 -
明石大 理工 6.600 4.400 6.100 8.100 5.950 5.550 36.700 -
遠藤正輝 7.100 5.750 5.500 7.100 5.600 5.700 36.750 -
千村将 経済 7.500 5.500 6.750 7.800 6.600 6.600 40.750 -
池田真輔 法政 キケン キケン キケン キケン キケン キケン - -
Best 5 33.850 23.800 27.800 37.400 28.650 27.900 179.400 -

〜第39回東日本学生体操競技選手権大会〜
   
   去る5月14日、岩手県営体育館にて第39回東日本学生体操競技選手権大会が行われ た。慶應の男子団体メンバーは直前の選考会の結果、木村(理4)、高橋(理4)、明石(理3)、千村(経2)、遠藤(法2)、池田(政2)の六名が出場した。今年度の最大目標である全日本インカレ団体出場の可否が決まる試合とあって、試合前は緊張した空気が張り詰めていた。一時間のアップ後に円陣を組み今回チームリーダーを務める副将の佐藤が気合を入れ、全日本インカレ出場の切符を賭けた戦いがついに始まった。

   一種目め、鉄棒。アップで池田が右肘を負傷するというアクシデントがあったが、彼らは揺るがなかった。繰り上がりで一番手となった高橋は振り出しから逆車に入り、一回捻りを軽やかに実施し、下り技のダブルの着地では一歩も動かず一番手として十分すぎる働きをした。二番手の木村も失敗することなく、持ち前の綺麗な体操をした。遠藤、明石もミスの無い丁寧な演技をし、慶應の新エース、千村へと流れをつなげる。千村は不安があったギンガーを見事決めることができ、その後のエンドー1回捻りや下り技の後方伸身ダブルを難なくこなし、慶應は鉄棒を完璧な出来で終了することができた。

   しかし続く床では足首を痛めていた高橋、木村両者が気合いで通すも、三番手の明石が期待に応えることができなかった。一線目の後方宙返り一回半捻り、二線目の前宙一回捻り共に着地の際に手をついてしまい、思うように点数が伸びない。だが後続の遠藤が抜群の集中力で会心の演技をすると、千村もそれに続き一線目のテンポ・後方宙一回半捻り(D難度)や四線目のロンダート→バク転→後方宙二回捻りなどをバッチリ決め、新しくなったルールで7.500という高得点を出した。

   三種目めは慶應が苦手とする鞍馬。練習で幾度となく通してきたが、やはり不安定な種目であることに間違いは無い。一番手の明石がトラムロー等で停止してしまう。しかし続く木村、遠藤が執念でなんとか通すと、四番手の高橋はシュテクリBを成功させ、その後落下があったもののまずまずな出来だった。五番手千村は足割れに注意を払い減点を抑えていたが、下り技の倒立3部分移動下りで惜しくも失敗。選手席に戻る際に見せた悔しそうな顔が印象的だった。

      後半戦に入り、種目は吊り輪。木村が普段通りの演技をすると、続く高橋が十字引き上げ、け上がり十字といった力技をその華奢な体に似合わずビシッと決め、慶應応援席に勇姿を見せる。三番手の遠藤が、十八番の前振り上がり脚上挙で審判員に"慶應の遠藤マサキ"をアピールすると、明石がここでようやくヒートアップする。け上がり中水平(E難度)を一部校に引けを取らない実施をし、最後のダブルもしっかり決めた。五番手の千村も十字からの引き上げ中水平(E難度)に果敢にチャレンジ。まずまずの得点を出し、残り二種への良いムードを作った。

   五種目めは正念場である跳馬。高橋、木村、遠藤が抱え込みツカハラ、明石が伸身ツカハラ、千村が抱え込みカサマツを実施し、一番手の高橋は着地で足をつまらせながらも気合いで粘り、立つことができた。また吊り輪で勢いに乗った明石も伸身ツカハラを豪快に決め、演技後に「少し入りが高くなったけど、調子が良かったから大丈夫だと思った。」と語ってくれた。着地で一歩後ろに動いてしまうが、8.100という高得点を叩き出し、満足そうであった。千村もしっかり跳馬を突くことができ、安定した形で着地をとることができた。

       最終種目は平行棒。最初の演技者である木村が肘、膝の完璧に伸びた美しい演技をし、最後の後方宙半ひねりもしっかり着地し、綺麗にまとめる。二番手の高橋は長い間地道に練習していた車輪を構成に入れて平行棒の演技に臨んだ。アップでは成功していたので大丈夫かと思われたが、本番では惜しくも前に倒れてしまった。続く遠藤は今日ここまで大きなミスも無く安定した演技を見せていたが、得意のマンナでまさかの転倒。その後下り技の後方宙一回捻りまで無難にこなすが点は伸びなかった。しかし四番手の明石がヤマワキ(D難度)を成功させるなど流れを戻すと、最後の演技者の千村はツイストが倒立にはまるなど、最高の出来で平行棒の演技を締めくくった。


   残念ながら慶應は男子団体での二年連続となる全日本インカレ出場は果たせなかったが、千村が総合得点40点を超え、見事全日本インカレ個人出場を決めた。次の試合まで少し間が空くが、彼の全日本インカレという大舞台での更なる活躍が期待される。全体的に見ると、今回の試合では多少のミスはあったものの、それ以上に、怪我人を出してはいけないということを痛感させられた。現在怪我をしている選手や故障を抱える選手は一刻も早く治して、また各々の目標に向かって日々精進していきたいものである。

   最後になりましたが、応援に来てくださった先生方・先輩方には心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

(記:法法2年 遠藤正輝)



 ◆ 女子個人 2005.05.14

氏名 学部 学年 跳馬 平行棒 平均台 合計 順位
但中絵里 環境 8.950 8.700 9.300 8.100 35.100 -

〜第39回東日本学生体操競技選手権大会〜

   平成17年5月14日から15日にかけて、第39回東日本学生体操競技選手権大会が岩手県盛岡市にて行われ、環境情報学部1年の但中絵里が女子個人で出場した。今回は跳馬からのスタートとなった。実施した演技は前方抱え込み2回宙返り。一本目、二本目とも着地に成功したが、特に二本目は高さのある宙返りから着地をぴったりと決め、好調な滑り出しをアピールした。

   2種目目は但中の得意とする段違い平行棒。下りのフォンタイン(懸垂前振り-後方宙返り1/2ひねり-前方かかえこみ宙返り下り)で着地を一歩踏み出してしまったものの、直接離れ技のギンガー懸垂などもしっかりと決め、見る者に不安を全く感じさせない安定した演技を見せた。

   続いての種目は平均台。開始技のロンダート→スワン上がり(D)で落下してしまったためいやな始まり方となってしまったが、その後のバク転から後方伸身宙返りの連続、また不安のあった前方宙返りを綺麗に決め、ミスに動じない底力をみせた。

   最終種目は床。最初のタンブリングの後方屈伸二回宙返り、続いて後方伸身宙返り二回半捻りの成功から美しい演技をスタートさせた。二回転ターンから二回転ジャンプのシリーズも綺麗にまとめ、最後のタンブリングのテンポ→後方伸身宙返り二回捻りをしっかりとした着地で終える、まさに地に足のついた演技であった。

   今回の試合で但中は個人総合13位、見事全日本学生体操競技選手権大会への出場権を得た。今回は大学入学後3度目の試合であったが、回を重ねる毎に演技に安定感が増しており、早くも次の大会での活躍が期待される。

   最後になりましたが、遠方まで観戦に足を運んで下さった先輩方には、この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

(記:法政1年 瓜生 彩子)  Topへ


第38回世界体操競技選手権大会第2次選考競技会
第4回東アジア競技大会第2次選考競技会
第23回ユニバーシアード大会日本代表決定競技会
2005.05.04-05

氏名 学部 学年 跳馬 段違い 平均台 合計 順位(ユニバ予選) 順位(世界選手権予選)
1日目 但中絵里 環境 7.375 8.500 7.650 7.625 31.150 25 32
2日目 但中絵里 環境 7.675 8.600 7.700 7.975 31.950 20 28
合計 63.100 20 28

〜世界選手権、東アジア競技会、ユニバーシアード予選〜

1日目    
   平成17年5月4日、5日代々木第一体育館で世界選手権、東アジア競技会、ユニバーシアードの予選が行われた。今回女子個人で出場したのは環境情報学部一年、但中絵里。まず初日の最初の種目は床から始まった。最初のタンブリングでは後方の屈伸二回宙を華麗に決め、その後も技を見事に成功させ安定した演技を行い順調な滑り出しをみせた。

   続いての種目は跳馬。実施した演技は前方の抱え込み二回宙返り。着地に不安を感じながらも絶対に立つと気合を入れ、なんとか着地を決め不安のあったこの種目をのりきった。

   3種目めは段違い平行棒。下りのフォンタイン(懸垂前振り-後方宙返り1/2ひねり-前方かかえこみ宙返り下り)では着地が少し乱れたが、後方車輪一回捻りから直接離れ技のギンガー懸垂などを流れるようにきめ、高得点を叩き出した。

   最終種目は平均台。順調に技を実施していったのだが、途中の前方宙返りで惜しくも落下してしまった。しかしその後は下りまでを綺麗にまとめ演技を終了した。


2日目
   2日目は但中の得意な段違い平行棒の演技から始まった。この日は非常に冴えており、最初のけ上がり倒立からスムーズに入り順調に技を実施していった。そして下り技では着地を見事きめるなど完璧な演技をして観衆を魅了した

   続いての種目は平均台。上がり技のロンダート→スワン上がり(D)から入り、バク転から連続で後方伸身宙返りと綺麗に演技をこなしていくが、初日と同じく前方宙返りで落下をしてしまった。しかしその後は立て直し下り技をしっかりと決めた。

   3種目めは床。ターンの技を少し失敗するものの、タンブリングでは安定した演技をお行い平均台での悪い雰囲気を振り払う素晴らしい演技をした。

   いよいよ最終種目は跳馬。しっかりとロイター板を蹴り上げ前方の抱え込み二回宙返りを見事に決め、4種目の全行程を終了した。

   今回の試合の結果は世界選手権予選で28位・ユニバ予選20位と惜しくもNHK杯への出場はならなかったが、2日目に順位を上げる底力や得意種目で完璧な演技を決める安定感など今後の活躍が期待される結果となった。

   最後になりましたが、応援に来てくださった先生方・先輩方には心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

(記:法法1年 大橋志行)


第21回東日本学生体操競技グループ選手権大会 2005.04.16-17

 ◆ 男子団体 2005.04.17

氏名 学部 学年 鞍馬 吊り輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計 順位
木村了 理工 8.150 6.300 6.800 7.650 7.350 6.300 42.550 28
高橋剛 理工 7.800 6.900 7.100 6.650 6.900 6.100 41.450 35
明石大 理工 8.500 5.700 8.000 8.100 6.500 7.200 44.000 23
廣嶋拓也 環境 8.700 5.850 6.800 7.000 6.350 7.450 42.150 30
遠藤正輝 8.250 7.100 7.050 7.050 7.550 7.050 44.050 22
千村将 経済 8.550 7.550 8.450 7.700 7.900 8.000 48.150 8
Best 5 42.150 33.700 37.400 37.500 36.200 36.000 222.950 2

〜第21東日本学生体操競技グループ選手権大会〜
   
   去る4月16日、善行の神奈川県立体育センターで第21回東日本学生体操競技グループ選手権大会が行われ、慶応の男子団体は高橋、木村、明石、廣嶋、遠藤、千村の六人が出場した。円陣を組み副将の佐藤が気合いを入れた後、遠藤の雄叫びで試合が始まる。慶應は鞍馬からスタート。


   一種目めは鞍馬、一番手の木村は安定した演技で着実に点を取った。続く明石、廣嶋はおしくも落下・停止をしてしまうが、その流れを一転させたのは四年 高橋剛だった。何度も崩れかけるシーンがあったがそれでも立て直す力を見せ、最後にはお馴染みのガッツポーズを披露した。それに続いて遠藤、千村も最高の出来を見せ、7点を越す得点を叩き出した。






   吊り輪は慶應の得意種目、一番手の木村が着地でしりもちをついてしまうが、それに動ぜず全員が確実に演技をした。しかしその中でも明石の見せる演技はいつも以上に力強く、とりわけ中水平、十字懸垂は出色の出来であった。



   跳馬は慶應の苦手とされる種目だったが、前転とびの選手が終に消えた。一番手廣嶋は回転力不足ながらも1回半捻りをし、二番手の木村は練習では未完成だったカサマツの半分捻らない技を本番で成功させた。続く高橋と遠藤は抱え込みツカハラで、明石は伸身ツカハラを決めた。最後の千村はカサマツを跳び、それぞれが練習の成果を発揮した。



      試合も後半に入り、平行棒の演技が始まる。確実な演技をしていた慶應だったが、三番手の廣嶋が崩れてしまった。しかし続く遠藤はマンナでアピールし、ミスの少ない好演技をしっかり決めた。この日の遠藤は落ち着きと熱さを兼ね備え、終始安定した演技を見せた。それに続く明石は倒立での失敗が目立ったが、千村はツイストもはめ、下りの一回捻りもなんとか決めた。



   鉄棒では目立ったミスもなく、廣嶋は前日の会場練で東北学院の人に教えてもらい出来るようになったD難度の順手背面車輪を気合で成功させた。二年千村はギンガー、大逆手車輪、伸身ダブルといった大技を決め、一番の勝負所で期待に答えた。





       ラスト床でチーム最高得点を出したのは一番手の廣嶋だった。床にマンナを持ち込んだ演技が審判のハートをがっちり掴み、膝に痛みを抱えながらも着地のほとんどを止めた。続く選手は着地でのミスが目立ち得点が伸びなかった。








   6種が終了し、慶應は団体2位で東インカレ出場を決めた。また、個人総合で千村が八位入賞を果たした。 今回の試合はそれぞれが得意種目で輝きを放っただけでなく、今回は怪我を理由に補助にまわった副将、佐藤も含めてチーム としてのまとまりが感じられた。もちろんそれぞれに課題も見えたが、それらは東日本インカレに向けていい刺激になるはずだ。 次の試合は、二年連続の全日本インカレ団体出場を賭けた東日本インカレとなるが、今回の試合を糧に選手たちにはより一層成長することが期待される。

   最後になりましたが、応援に来てくださった先生方・先輩方には心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

(記:法政2年 池田真輔)



 ◆ 女子個人 2005.04.16

氏名 学部 学年 跳馬 段違い 平均台 合計 順位
但中絵里 環境 9.450 8.150 9.500 9.000 36.100 4

〜第21東日本学生体操競技グループ選手権大会〜

   平成17年4月16日 善行で第21回東日本学生体操競技グループ選手権大会が行われた。今回女子個人で出場したのは4月に入学したばかりの環境情報学部一年、但中絵里。最初の種目は跳馬から始まった。実施した演技は前方の抱え込み二回宙返り。しかしこれを二本とも着地でしりもちをついてしまい、出だしからやや暗い雰囲気が立ちこめた。


   しかし続いての種目は本人も得意種目と自負する段違い平行棒。最初のけ上がり倒立からスムーズに入り、後方車輪一回捻りから直接離れ技のギンガー懸垂も流れるように決めた。下バー倒立、下りのフォンタイン(懸垂前振り-後方宙返り1/2ひねり-前方かかえこみ宙返り下り)も綺麗にまとめ、9.500の高得点を叩き出し他大学を唸らせた。



   3種目は平均台。上がり技のロンダート→スワン上がり(D)から入り、バク転から連続で後方伸身宙返りと順調に演技をこなしていくが、途中の前方宙返りで惜しくも落下。しかしその後も集中力を切らす事なく下りの伸身宙返りまで綺麗に演技をまとめ、4位に入賞した。



   最終種目は床。最初のタンブリングでは後方の屈伸二回宙を華麗に決め会場を沸かせた。続いての後方伸身宙返り2回半捻りも上手く着地、最後のタンブリングのテンポ→伸身宙返りまで安定した演技を行い、4種目の全行程を終了した。


   但中にとっては大学で初の公式戦となったが、デビュー戦とは思えない程堂々とした演技を披露した。結果個人総合4位入賞を果たし、また種目別では段違い平行棒で1位、床で2位、平均台で4位を獲得した。幾つかのミスはあったものの、来月の世界選手権、東アジア競技会、ユニバーシアードの予選での更なる活躍が期待される。

   最後になりましたが、ご観戦に来て頂いた多くの先輩方には、この場を借りて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。


(記:経済2年 千村 将)  Topへ
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